野球ファンから、 支える側に。 エンターテインメントを 通じて元気を届ける。
植松勇太UEMATSU YUTA
2018年入社/国際文化学部卒
事業 PROFILE0104
読売新聞を選んだ決め手
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読売新聞を
選んだ決め手
ぶつかった壁も、 心のもやもやも、 野球を見れば忘れられる。
ぶつかった壁も、心のもやもやも、 野球を見れば忘れられる。
小学生の頃から野球観戦が大好きで、たびたび球場に足を運んでいました。目の前で繰り広げられる熱戦に胸が高鳴り、試合展開によっては、時に涙することも。日常生活で壁にぶち当たったり、もやもやする気持ちになったりしても、野球を観れば全て忘れ、熱中することができる。私にとって野球は元気のもとです。それは、人によっては、好きな歌手のライブであったり、映画・絵画鑑賞であったり、あるいは漫画やアニメであったりするかもしれません。大学生の頃から、そんなエンターテインメントの世界を裏方として支えたい。今度は、自分が人々を喜ばせ、多くの人の人生に彩りを添えられるようになりたいと考えるようになりました。就職活動をする中で、読売新聞は、スポーツイベント、美術展、コンサートなど幅広い事業を手がけていると知り、「ここでなら夢を叶えられる」と、入社を希望しました。
0204
私の仕事術
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私の仕事術
主催者に 求められるものは何か。 自ら足を運び、 来場者の声を拾う。
主催者に求められるものは何か。 自ら足を運び、来場者の声を拾う。
入社後、文化事業部に配属されました。約5年間で、奈良の秋の風物詩である「正倉院展」や「聖徳太子と法隆寺展」といった日本美術展、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」、「モディリアーニ展」をはじめとする西洋美術展など、幅広いジャンルの展覧会を担当しました。規模の大小に関係なく、展覧会で常に心掛けていることが二つあります。一つ目は「お客さま目線に立ち、主催者に求められているものを考える」ことです。博物館や美術館など、現場での仕事も多々ありますが、それらをこなすだけでなく、できるだけ来場者の行動を見て生の声を聞くように努めています。会場内のグッズショップで、どんな客層がどの商品に興味を持っているか、少し離れたところから1時間以上眺めていることも。来場者がツイッターなどのSNSに書き込む感想もチェックし、改善できる事はないかを日々考えたりもしています。二つ目は、関係者との人脈づくりです。展覧会には、貴重な文化財を貸し出してくれる所蔵者、美術館・博物館の学芸員やスタッフ、そのほか様々な分野のプロフェッショナルが携わっています。よりよいイベントにするには信頼関係は必須。ひとつの企画で終わらず、次の新たな企画につながるよう、長く続く関係を築いていきたいと考えています。
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成長を実感したポイント
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成長を実感した
ポイント
想定外の対応が続いた、 コロナ禍での展覧会。
2020年に大阪市の国立国際美術館で開催した「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」がターニングポイントになりました。東京に続く巡回で、ゴッホの「ひまわり」やフェルメールの傑作など、日本初公開の作品が集結する話題の展覧会。新型コロナウイルスの感染拡大後、初の大型展でもあり、まさに暗中模索でした。それまで当たり前だった運営方法も変更を余儀なくされ、開幕延期、日時指定制度の導入など柔軟な対応が求められました。前例のない状況の中、コロナ対策を考慮した運営やチケット販売方法などを一から構築し、何とか無事開催することができました。通常、開幕後は業務が軽減していくのですが、ロンドン展は、開幕してからも多忙な日々の連続。一日一日、経験値が少しずつ積み重なり、会期を通して大きく成長できました。閉幕の日、主催者からの感謝の気持ちを公式ツイッターのアカウントに投稿したところ、「展覧会を開いてくれてありがとう」「コロナで大変だったけど、『ひまわり』を観られて良かった」というメッセージを頂き、目頭が熱くなりました。
0404
読売新聞で叶えたい未来
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読売新聞で
叶えたい未来
関西発、全国へ。 笑顔広がるムーブメントを 仕掛けたい。
関西発、全国へ。 笑顔広がるムーブメントを仕掛けたい。
これまでは歴代の先輩方が仕込んだイベントの準備・運営に携わってきましたが、次は自らの手で新しい企画を立ち上げたいです。展覧会とは不思議なもので、思いもよらなかったテーマがヒットしたり、逆に「これは成功するだろう」と疑わなかった内容が当たらなかったり…。展覧会も、時代と共に変化していく必要があります。いま何が求められているのかをしっかりと考え、企画を練り上げて実現、そしてもちろん、成功させたいです。生まれも育ちも関西で、縁あって大阪本社で働いていますので、関西の美術館・博物館、あるいは奈良・京都をはじめとする地元のお寺や神社の皆さんとも協働し、この地域を盛り上げたいとの思いもあります。そして、関西から東京、地方など、全国にも巡回していき、たくさんの人を笑顔にする。私は、それが真のエンターテインメントだと思っています。そんな魅力的なイベント企画の裏側で、自らがリーダーシップを取り、時にはムーブメントを仕掛けていく――。そう考えるとワクワクしませんか?
今でも「趣味は?」と尋ねられたら「野球観戦」と即答します。先日は佐々木朗希投手を観に、千葉県まで行ってきました。夏休みは毎日、高校野球中継にかじりついています。旅行も好きで、島根や四国など色々な所に出向きます。箱根の旅では、芦ノ湖と富士山のエネルギーを五感で吸収し、心身共にフル充電しました。気軽に海外旅行できる環境に戻れば、すぐにでも飛行機に飛び乗り、ルーブル美術館をはじめとする有名な美術館、博物館巡りをしたいです。
午前
午後
夜
大阪中之島美術館へ直行 モディリアーニ展作品撤収の立ち会い、終了した展覧会の作品の取り外し・梱包作業に立ち合い、学芸員や作品修復家の作品点検や梱包指示の作業を補助。
昼食
本社へ移動
正倉院展、茶の湯展社内会議 他部署連携を図る打ち合わせ。
メールチェック、他展覧会の広報進捗および精算などを各業者と検討
業務終了
帰宅