STORY01
どうすれば、
若者に思いが伝わるか。
伝えたい相手は、10代の若者。それならば、新聞紙面だけで伝えるのではなく、インターネットでも伝えなくてはならない。そう考えた取材班は、弊社のニュースサイト「読売新聞オンライン」や外部のニュースサイトへのニュース配信などを担当するメディア局と話し合い、「#しんどい君へ」を紙、自社サイト、外部ニュースサイト、動画といったメディアミックスで展開していくことを決めた。読売新聞オンラインでは会員に限定せずにロングバージョンの記事を載せ、インタビュー動画も撮影することにし、さらに、ニュースサイト各社には、「若者の自殺を防止する」という社会的な意義を訴えて、配信への協力について協議した。
多くの社は協力の姿勢を見せてくれ、中でもヤフーは、過去に自殺問題に関する特設サイトを作るなど、いじめや若者の自殺防止について独自の取り組みを進めていたこともあり、「#しんどい君へ」でも共同企画という位置づけで記事を展開していく合意が取り交わされた。企画の概要はおおよそ固まった。